共働き世帯が増加している現代では、マイホーム購入のために夫婦2人で共同でローンを組む、いわゆる「ペアローン」が増加しています。
ペアローンの仕組みやメリット・デメリットについて解説します。
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目次
1.住宅ローンのペアローンとは
2.ペアローンのメリット
3.ペアローンのデメリット
4.まとめ
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1.住宅ローンのペアローンとは
ペアローンとは、1つの物件にいたして夫婦2人でローンを組む形態のローンを言います。
最近では共働き世帯の増加や住宅価格の上昇により利用されることが多くなっており、住宅金融支援機構における2024年10月調査によると、住宅ローン利用者全体のうち26.4%がぺアローンを利用したと回答しています。
また特に若い世代でのぺアローンの利用が顕著であり、20~29歳では43.9%、30~39歳では30.7%がぺアローンを利用しているとのことです。
2.ペアローンのメリット
利用者が増加傾向にあるぺアローンですが、以下のようなメリットがあります。
①借入可能額が上がる
住宅ローンの借入可能額は申込者の収入等により決定されるため、ぺアローンにすることによって単独でのローン借入よりも借入可能額が高くなります。ペアローンで物件購入予算の上限を高く設定できることから、理想の物件に手が届きやすくなります。
②住宅ローン控除を2人で利用可能
<住宅ローン控除について知りたい方はこちらの記事をチェック>
住宅ローンを利用して住宅購入をし、条件を満たした場合に適用となる住宅ローン控除ですが、ぺアローンの場合はそれぞれ別のローンを組むこととなるため、それぞれが住宅ローン控除の対象となります。
住宅ローン控除では最大13年間(10年間)控除となるため、大きいメリットと言えます。
3.ペアローンのデメリット
上記にてぺアローンのメリットをお伝えしましたが、以下のようなデメリットもあります。
①諸費用がそれぞれかかる
それぞれ別のローンを組むこととなるため、紙書面にて契約を行う場合の印紙税については×2となります。また、司法書士の先生へ支払う登記費用についても、依頼先の先生により異なりますが、単独でローンを組むよりも金額が上がることがあります。
また保証会社への保証料や事務手数料についても、ローン1契約につき〇円のように定められている場合は、単独でのローンよりもコストがかかる場合があります。
②どちらかの収入が減ると返済が大変に
ペアでローンを組んだ場合、2人とも安定してローンの返済ができることが前提となります。万が一どちらか一方の収入が大きく減少してしまった場合は、もう一方が2人分を負担しなければならず、家計への負担が重くのしかかってきます。
安定した収入が見込めない場合は、ぺアローンは利用せず単独でのローンとしたほうが賢明です。
4.まとめ
若い世代で広まりつつあるペアローンについて、今回は解説しました♪
いかがでしたでしょうか⁇利用を検討されている方は是非、ご参考にしてみてくださいね!
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